香川県民のさぬきうどんの記憶を徹底収集 さぬきうどん 昭和の証言

三豊市仁尾町・昭和25年生まれの男性の証言

昭和30年代の仁尾では、うどんを食べた記憶がほとんどない

(取材・文:

  • [showa]
  • vol: 114
  • 2015.10.28

普段も、祭りの日にも、うどんは食べなかった

子どもの頃(昭和30年代)にうどんを食べた記憶があまりない。高瀬町の親戚の家に行って食べることはあった。法事奉賛に高瀬町の親戚の家に行ったらうどんが出る。お膳と普通のかけうどん。小さい頃はそういう記憶しかない。おご馳走とも思っていなかった。「うどん、よう出るな」という感じ。高瀬町の親戚は農家。うちは農家ではない。

うちの家が特別かもしれんけど、お祭りにうどんを食べることもなかった。普段の食事でうどんが出ることもあんまりなかった。給食で出ることもなかったと思う。うどんを買い食いしたとか外食した記憶もない。

子どもの頃、お祭りのお寿司は楽しみだった。天ぷらと刺身とお味噌汁。好き嫌いがないから何でも食べるけど、今でもうどんは滅多に食べん。誰かに誘われたらうどんを食べに行くくらい。

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