香川県民のさぬきうどんの記憶を徹底収集 さぬきうどん 昭和の証言

丸亀市中府町・昭和23年生まれの女性の証言

昼は買ってきたうどんで、従業員にうどんを出していた

(取材・文:

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  • vol: 26
  • 2015.07.10

昼は買ってきたうどんで、従業員にうどんを出していた

小学2年生の時に丸亀に引っ越して、うちは中府町でお菓子屋をしてた。それでも5、6人従業員がいて、その人らの昼ご飯はいつもうどんだった。中にはうどんが嫌いでお弁当を持ってきている人もいたなあ。出汁は家で作って、おうどんはいつも「山下商店」というお店で、付けと言うのか、通い(帳)と言うのか、それで買ってきていた。山下にはうどん屋がおうどんを持ってくるん。もう今は山下はやめとるけど。

それから、うちの家の前がうどん屋だった。で、そのうどん屋っていうのがお好み焼きもしていた。お好み焼きの台があって、横にちょっとイスがあって。そこは旦那さんは別の仕事をしていて、お嫁さんが料理するの好きだったんやろう、うどん屋をしていた。おすし売ったり、お好み焼きしたり。店名ははっきりしないけど、「松本」と呼んでた。苗字やったんやろか。家にお客さんが来たらそこへ、どんぶりに入ったうどんを、岡持ちに入れて2つぐらい買って帰ってた気もするなあ。

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